慌ただしくショーサイトを後にして、時計とにらめっこをしながら空港まで車を走らせました。シカゴへの飛行機まで余裕があるハズだったのですが、シャンペンサービスという思わぬイベント?があったせいか、ショーサイトを出る時間が予定よりも遅くなってしまいました。
 車に乗り込み、地図で最短ルートを確認してインターを間違えないようにと走り始めました。金曜日の夕方のせいか、ワシントンDC(空港)に近づくにつれ、高速が渋滞してきました。時間的には、飛行機には間に合いそうだから大丈夫だろうとは思っていましたが、やはり少々気が焦ります。
 渋滞にハマってふとバックミラーで自分の顔を見ると、シャンパンのせいで真っ赤になっています。ヤバ!たった一杯だし、せっかくだから、と思って飲んだのですが(それも時間がないから一気に/苦笑)私はアルコールが入るとストレートに顔に出るのです。これはマズイなぁ、と思って横を見ると、なんとパトカー。地図を見るフリをして、パトカーが先に行ってくれるまでちょっと顔を上げられなかったです。

 ワシントンに近づいてきてホっとしたのか、またやっちゃいました。
 降りるべき所で降りそこねてしまったのです。なんとか次のインターで降りて、かろうじて元のところに戻って事無きを得ましたが、渋滞気味なので道を間違えたことに気づいた時は本当にあせりました。

 無事に空港に予定時間より遅れたものの到着すると、今度はチェックインカウンターが恐ろしいほどの混雑。アメリカの金曜=TGIF=Thank God it's Friday. は、どうやら週末を楽しむために移動する人々が多いらしい?飛行機の時間が迫ってくるのにカウンターは全然はけていかないので、シカゴ行きに乗るけどこれじゃ間に合わないよ、と、近くの係員に訴えました。どうやら私と同じ思いの人達は他にもたくさんいるようで、私も〜、と、2,3声が上がり、離陸時間が迫っている便の人達を優先にチェックインさせてくれることになりました。(それでも仕事、のろいんですけどね/苦笑)

 結局、飛行機は約1時間遅れて出発。時差があるとはいえ、これでは向こうに着くのが遅くなりそうです。
 シカゴ・オヘアに到着するとすぐにレンタカーのカウンターへ。どの会社のカウンターもずらーっと並んでいる。やはり週末で混雑がひどいらしい上に、車もだいぶ出払っている(予約で埋まっている?)らしい。カウンターで並んで待っている時に、隣では予約なしの人が「今残っているのはピックアップトラックだけ」と言われていた。アメリカでレンタカーする時は、やはり事前予約が無難です、みなさま。
 レンタカーと携帯電話を借りて、すぐにブリーダーのところに遅くなったけれど今から出る、と電話を入れた。念のため、と、もう一度道順を聞く。去年行っているけれど夜も10時になって周囲はもう真っ暗だし、間違えても嫌なので。。。メモを取りながら「これは去年とちょっと行き方が違うな」と思ったけれど、まぁなんとかなるさー、のいつものノリで夜の空港を後にしたのでした。

 電話で伝えられたインター出口までは順調。そこからひたすらまっすぐ走り、高校の先にある信号というのが目標でした。しかし、インターからの距離を教えてもらったところで、マイルという単位に実感のない私にとってどれくらい走ればたどり着けるのかが問題。すでに11時を回って田舎道を走る車の数も少なく、ガンガン飛ばすもののだんだん周囲は暗くなり(ますます田舎に行く)不安になってきた。
 ブリーダーの住所は West Taylor Road。アメリカの道路はどんなに田舎でどんなに細くても、必ず名前や番号がついていて、看板もちゃんとある。これが今まで私が住所だけを頼りに間違いなく目的地に到着できたカギです。過去の実績(たって少しだけれど)から、これさえあれば絶対に行かれるという確信をもっていたのが、この夜、私はこの信じきっていた道路標示に裏切られてしまいました。
 このまま本当にまっすぐでいいのかなぁ?と不安に思い初めてしばらく走った田舎道に、電話で言われた高校らしき建物が暗やみに浮かんできました。すぐその先に信号もある、と思ってスピードを落として道路表示板を見ると「Taylor Road」とありました。やった、と、少しほっとしました。ここにコレがあるということは、すぐこの近くに「West Taylor Road」があるに違いない、あぁ、遠かったけれどようやくだ、、、と思って私は先を急ぎました。
 ところが、走っても走っても「West Taylor Road」が現れないのです。出てくる道路はみんな違う名前。おまけにそのうちになんだか大学まで通り過ぎて行ってしまった。さすがにこれはオカシイ、と思って電話。「高校みたいなのは見つけたけれど、どうも曲がるべきところを行きすぎたみたい」「今、近くになにがあるの?」と聞かれても目標物なしだし、だいたい真っ暗で周囲がよく見えない。「大学を通り過ぎたところ」と言うと「それは先に行きすぎだから戻って」と言われた。そこでもう一度曲がるべき所を聞くと、さっきの「Taylor Road」が怪しい。「Taylor Road っていうのはみつけたんだけど、West Taylor Road がないのよ」と訴えると、なんと「うちの住所は West Taylor Road だけれど、道の名前は Taylor Road なの。」とのたまうではないか。。。。んがぁ〜〜〜。。。大慌てでUターンして、爆走して戻り、ようやく目的地にたどり着きました。飛行機が遅れた上に道がわからずにウロウロしたおかげですっかり遅くなりました。時計を見たら、なんと1時近かった。。。。時間節約と思って土曜日の移動を避けて金曜にしたのだけれど、やっぱり夜の移動は1時間変更があると大変なので、もうやるまい、と思ったのでした。

PCA ページに載せきれなかった写真1

 なかなかきれいな色をしたブラウンのスタンダードです。
最終日より。

NextPCA 01 Index へPCA Index へ戻る