長かった PCA もいよいよファイナルです。今年も去年同様、スタンダードを見ているだけで精いっぱいでした。ミニチュア、トイ、スタンダードの順にそれぞれの best of variety を決定し、最後に3頭から Best of Breed を決定します。
 正直、今年の PCA はこの前の週の WC からずっと張り付いていたこともあって、私はもうこの日までに疲れ果てていました。審査は毎日朝一からと早く、居候宅から約1時間かかるので毎日6時起き。夜は夜でクラブのミーティング、人と会ってオシャベリ、モールに写真の現像を頼みに行く、と忙しい上、薄暗い森の中の国道はわかりづらく、道を連日のように間違えて余計な遠回りをする、というオマケ付き。今年の PCA は去年以上にクタクタでした。
 スタンダードのバラエティ決定戦の中から。

 右は、カフェオレのメス。一見シルバー・ベージュに見えたのでどちらの色かな?と思ったのですが、引いている本人に聞いて確認。

 左は非常にコンパクトできれいにまとまっていたシルバーのメス。実はこの犬、私がシカゴの友人に PCA に行くと話をしたら「あの犬は絶対にあなたの好みのタイプだから見てきなさい」と教えてくれた犬です。確かに私の好みのタイプで、かわいくてとてもよく動く犬でした。写真の色の再現が悪いのですが実際はもっと明るいきれいなシルバーです。(それは右のカフェオレも同じ)

 スタンダードのバラエティ決定戦の間、ちょっとした出来事がありました。審査を受けるのにジャッジの所まで進み出てきたホワイトのオスがオシッコをしようと片足を上げて、そしてそのまま1分以上も足を上げたままリング内で全く動かなくなったのです。(右の写真)最初は黙って見ていた観衆もそのうちに笑い声を上げたり、ジャッジのフランク・サベラが横から犬の内股をのぞき込んでみたりするうちに拍手と大歓声に変わっていきました。
 実はこの犬、審査を待って並んでいる間からたびたび周囲の花のディスプレイや柵にオシッコをかけようとして足を上げていました。最初こそ出るものの、後は何度足を上げても出ない。そしてそのまましばらく足を上げて止まっていたのです。たぶん、膀胱か尿道に何かトラブルがあるのではないかと私は思っているんですけれど。あれだけ繰り返し足を上げて、しかも出ないからそのまま上げっぱなしになっているのではないか、というのが私の推測です。獣医に行った方がいいと思うんだけどな。。。

 今年の各 Best of Variety は、そろってブラックでした。左からトイ、ミニ、スタンダードです。スタンダードは去年 Best of Breed を取ったのと同じ犬で、今年は2連覇を狙っていたようですが、今年の Best of Breed は真ん中のミニチュアに決定しました。

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