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prcd-PRA の DNA テストについて
アメリカの Optigen によって、ミニチュア及びトイ・プードルの prcd(progressive rod-cone degeneration=進行性網膜桿状体-錐状体異形成タイプ)が関与するPRA の DNA 検査(遺伝子レベルでの確定診断)が可能になりました。(残念ながら、スタンダード・プードルについては検査ができません) Normal/Clear:ノーマル/クリア prcd-PRAには冒されておらず、発症遺伝子はもっていません
<重要!>注意すべきこと
プードルにおいて PRA の発症は比較的遅いとされており、6歳以降、つまり多くの場合が繁殖をすでに経験、あるいは終えている年代で病気が発現するケースが多いとされています。それゆえに早い時期にノーマルか、あるいはキャリア、アフェクティッドかを知ることができるのは将来のブリーディングプラン及び、prcd-PRA をブリーディングラインから排除するのに非常に役立ちます。 なお、ERGによる臨床では、PRA などの眼科疾患が「発現しない限り」診断がつきませんし、この手法では「キャリアの診断はできません」。つまり、若いうちは網膜に特に異常もみられず「正常」であると診断されながら、その後発病するケースは十分あり得ますし、また「正常」と診断されていた犬が実際は「遺伝子レベルにおいてはキャリア」である可能性も十分あります。DNA テストにおいて特筆すべき点は、こうした「あいまいな部分」が明確になることと、年齢に関わりなく発病前に診断が可能であるということでしょう。ただし、繰り返しますが、今回可能になった診断はあくま でも prcd-PRA においてのみであり、他のタイプの PRA及び、他の遺伝性眼疾患については引き続き専門医による眼科診断が必要です。特に、prcd-PRA DNA テストにおいてはノーマルの判定であっても、近い血縁の犬が PRA を発症した場合は、別のタイプの PRA に冒されている可能性が高いので、近親の犬も含めての眼科検診がブリーディングプランを立てる上で必要になります。
今まではアメリカのOptiGen に血液(全血)を送付しての診断依頼でしたが、今年(2006年)5月末よりOptiGen とライセンス契約をしたオーストラリアのラボ(Genetic Science Service)が日本からのDNAテストを引き受けることになりました。オーストラリアの方は血液ではなくチーク・スワブを用いて検査を行っています。 今後、詳細を追加する予定でいますが、日本からのテストはオーストラリアのラボ、Genetic Science Service においてOptigen と同一の検査がなされます。オーストラリアでのテストについてのリンクは下記になります。 アメリカのOptiGen では血液送付によるテストのため、採血や動物検疫事務所での輸出検疫手続、送付時期の気候的な問題など煩雑でしたが、オーストラリアではチーク・スワブによる口腔内細胞採取での検体提出になります。このため、日本での動物検疫書類を取る必要もなくなり、送付方法は血液送付に比べて遥かに楽になりました。送付にかかる時間や気温の心配もなく、数が少なければ封書での送付も可能なため送付コストも今までに比べて格段に軽減されます。(ただ、念のためEMSなどトラッキングが可能な方法での送付が確実でしょう) 参照:OptiGen サイト(許可済) |
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