インターネットにホームページを開設してから1年半ほどになります。この間、多くの方々からいろいろな形でメールをいただくこともあり、とてもありがたいと感じています。けれど、ここでちょっとだけ「お願い」があります。

 この数年、特にこの2,3年でパソコンが一気に普及し、みんながインターネットを使うようになりました。オンラインで多くの人達と話ができたり、海外の人達ともメールのやりとりができたり、たくさんの情報を簡単に手に入れたりすることができるようになりました。もちろん、私もその恩恵をたっぷり受けています。それはとても素晴らしいことなのですが、メールなどを出す時、公の場(掲示板など)に書き込みをする時など、できましたら以下のことにみんなで気をつけていきたいと思うのです。

1)HTML メールを送らないで

 某世界的大企業のおかげで、とても多くの方が Internet Explorer と、Outlook Express を使用しているようです。私が受け取るメールの9割以上が、Outlook Express で書かれています。ところが、このメールソフトの初期設定がデフォルト(出荷時点の設定)で、HTML 書式のメールを送るようになっています。
 ここで、ちょっとだけの「お願い」です。実は私自身がそうなのですが、私は Outlook Express 使用者ではありません。タダでついてくるこのソフトではなく、敢えてお金を払って別のメールソフトを使用しています。このソフトでは、HTML書式のメールをそのまま表示できず、html タグ混じりの非常に読みづらい文章になってしまい、時々、必要な内容を読むのに苦労することがあります。html に対応していない私のメールソフトでは、たとえばこんな感じになります。

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face="MS P明朝">                             &nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;
 2000.8.22<BR>              ** mail 通信 vol.5</FONT></DIV>
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face="MS P明朝">当メールは、弊社取扱商品をご購入いただき、ユーザー登録いただいたお客様<BR>又は、当社のアンケートにお答えいただいたお客様などに配信しております。<BR>今後、ユーザー様のご意見をとりいれながら、弊社製品情報など充実した情報<BR>をお届けしたいと思っております。配信を希望されない方は、<A
href="mailto:sales@***.co.jp">sales@***.co.jp</A><BR>

 これはまだ読める方なのですが、こんな具合で長いメールがくるとちょっと辛いことも多いのです。
 つまらないことかもしれませんが、世の中全てのパソコンユーザーが全く同じパソコンやソフトを使っているわけではありません。私のような、他のソフトを使っている人間は「少数派」でしょうが、大なり小なり、何だかの理由があって(?)Outlook を使わない人もいるというわけです。すみませんが、ご考慮してくださるとうれしいです。


2)機種依存文字を使わないで

 世の中、今は圧倒的に Windows ユーザーが多いようですが、私みたいに Mac を使うようなへそ曲がり(?)も実はたくさんいます。
 機種依存文字というのはたとえば、カッコ付き数字、省略文字、単位記号などです。以下はマックユーザーの方は私が並べた文字通りに読めると思いますが、Windows ユーザーの方には全く別の文字に化けているはずです。

 例1)@ABCDEF ← ちなみに並べた文字は、(日)(月)(火)(水)(木)(金)(土)です。
 例2)^_`abcd ← ここに並べた文字は、(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)です。
 例3)BHLN  ← ここに並べた文字は、cm km kg ml です。

 これら機種依存文字は、以前、パソコン通信の時代から使うべきでない、ということがある意味暗黙の了解(?)でもありました。詳しくは、こちらを参照してください。


3)自分の環境と持っているソフトがそのまま相手も全部同じではないこともあります

 時々仕事の都合などで添付ファイルをもらうことがありますが、これも、私が持っていないソフトで作成されていたら全くお手上げ!です。海外からでさえ、平気で Word 書類が添付されてきた時には実はクラクラしちゃいました。
 これも(昔話で申し訳ないけれど)以前、パソコン通信だけの時代には考えられないことでした。というのも、以前はそれぞれが使っているパソコンがいくら MS-DOS マシンだったとしても、メーカーが違うだけで、たとえ同じソフトを使っていても互換性がなかったのです。
 現在は、このへんの垣根がずいぶん取れてメーカー違いや機種違いがあってもお互いが読める形式の書類を作ることができるようになりましたが、添付書類を送る場合、特に特定ソフトで作られた書式を送る場合は、相手もそれが開けるかどうかわからなければ聞く方が親切だと考えています。


 パソコンが一気に普及した数年前から、上記3点に時々(1は年中だけど。。。)困ることがあります。ここで誤解していただきたくないのは、こうなったのは、パソコンを売る側にも問題の一端があると思います。html 書式をデフォルトに設定している某社も悪いし、環境が違えば文字も違って見える可能性があったり、全ての人が同じパソコンと同じソフトを持っているわけではない、ということをきちんと取説などに書かずに売るメーカーも手落ちだと思います。ユーザーがどこかで自分たちで気づくまでほったらかし?って感じ。

 というわけで、ちょっとしたお願いでした。

2000-9


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